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2022/05/19

硬膜外血腫とは

2022/05/19硬膜外血腫とは

硬膜外血腫とは

硬膜外血腫(以下EDH)は頭蓋骨内板に接着する硬膜と頭蓋骨との間に出血をきたす神経症状を呈する病態です。

 

 

硬膜下血腫(以下SDH)と同様、正常では存在しないスペースが形成されます。

SDHと異なる点については次のセクションをお読みください。

 

 

頭蓋骨と硬膜の関係、受傷機序について

硬膜は頭蓋骨から発生する膜で頭蓋骨と強固に接着しています。

 

SDHの記事で説明したように、くも膜は硬膜と弱く接着し骨縫合を超えて連続する膜でしたが、硬膜は頭蓋骨の縫合線に沿って膜が非連続となります。

 

 

よってEDHでは血腫を呈するスペースが広がりにくく、基本的に骨縫合線を越えないという特徴があります(例外はあります)。

 

 

強固な接着を剥がすほどの出血ですから、SDHと異なり、相当な外力を伴った頭部外傷によって引き起こされ、多くで頭蓋骨の骨折を伴います。

 

 

またスペースが広がりにくいことを反映して、医学の教科書的には凸レンズ型の形を呈すると言われますが、こちらに関しては例外が多いです。

 

 

また相当なエネルギーでの頭部外傷によって起こるため、先に説明した外傷性くも膜下出血(以下SAH)やSDH等の頭蓋内の出血を合併することが多いです。

 

 

骨折がある=EDHというわけではないのでSDHとEDHの区別が難しいケースが時々存在します。

また受傷起点から体幹部の外傷を呈することも多いです。

 

 

よってEDHを期待した患者さんの初療は救命的な位置づけであることが多いです。

 

 

 

症状について

ほかの頭部外傷性疾患の合併が多い点から激しい頭痛、意識障害等のほかの頭部外傷に共通した症状を呈します。

頭部以外の受傷を伴えばそれに応じた症状も合併します。

 

 

EDHの診断について

EDHは頭部の外傷を起点とするため、外傷性SAHやSDHと同様に初療ではCT検査によって診断がなされます。

 

  • CT

CTでは硬膜外に出血を示す高吸収を同定することで診断がなされます。

外傷性SAHやSDHもまずはCTにて診断がなされます。

 

 

頭蓋骨骨折を合併することが多いためCTは非常に有用な検査と言えます。

 

  • 単純X線写真

骨折に関して評価可能ですが、CTで診断可能なため今はほとんど行われません。

 

  • MRI

EDHを疑ってこの検査をいきなり行うことありません。

大抵は激しい事故の後に発症しますから、受傷直後にMRIを撮っている暇はないとお考えいただければ良いです。

 

 

EDHでは、頭蓋内で起こるほかの外傷性疾患を合併することが多いため、これらの有無を確認することにおいてもCTは極めて重要です。

 

 

交通事故や高所からの転落、滑落などの高エネルギー外傷後の評価として頸、胸、腹、骨盤部までCTが撮られることが多い印象です。

 

 

 

治療方法と治療期間について

EDHではSDHと同様血腫の吸引術や、患者のバイタルに応じた治療が行われます。

ほかの合併症のことも考慮すると、入院期間は長期となることが多いです。

 

 

認定される後遺障害等級の種類について

EDHで認定されうる後遺障害等級は以下のとおりです。

ほかの合併症も多いとおもいますので頭蓋骨骨折とそれによるEDHに関連しると考えられる後遺障害を以下の通り挙げます。

顔面骨骨折に関しては省略しています。

 

 

 

介護を要する後遺障害の場合の等級

等級

説明

1級

一 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの

2級

一 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの

 

後遺障害の場合の等級

等級

説明

3級

三 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの

5級

二 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

7級

四 神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

十二 外貌に著しい醜状を残すもの

9級

十 神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

十六 外貌に相当程度の醜状を残すもの

12級

十四 外貌に醜状を残すもの

 

 

 

まとめと注意点

 EDHは頭部の外傷で起こる疾患の一つです。相当な外力でおこる出血であるため、EDH以外の外傷性変化も極めて重要になってきます。

 

 

よって救命として適切な診断、治療後には、後遺障害に悩む方がいらっしゃると思います。

 

後遺障害の認定にお困りの方はご遠慮なくYKR medical consultへご相談ください。

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