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2021/06/20

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の症状や診断、治療についてなどご紹介

2021/06/20TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の症状や診断、治療についてなどご紹介

TFCC損傷とは

三角線維軟骨複合体(TFCC)は手関節の力学的な安定性を担う手関節部の尺側に位置する名前の通り線維軟骨と軟骨の複合体です。

前腕の骨である橈骨、尺骨、手根骨である三角骨、月状骨を結ぶ構造と考えていただければ大丈夫です(図1)。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は(図2)、手関節に過度の負荷がかかるような行為や外力のほか、年齢に伴う変性によって発症すると言われます。

受傷機序について

外傷によるTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は主に、手関節に過度の負荷がかかるような行為(例えば、野球やテニスなど)や自転車事故などによる転倒で手を突いてしまった際に発症します。

同じく手を突いて受傷する橈骨遠位端骨折に合併することもあります。

これは尺骨茎状突起の骨折とTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)を伴います(図3)。

このほかに尺骨と橈骨の高さの違いに起因する損傷もあります。

症状について

主に手の尺側部痛として表されます。特に手首を回旋する動作で痛みが誘発されます。

 

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の診断について

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は特徴的な症状や尺側ストレステストなどの理学的所見から疑います。

その上で単純X線写真による骨の異常を検索します。

類似した症状を示す疾患として遠位橈尺関節の異常、尺側手根屈筋の腱鞘炎が挙げられるため、診断の補助としてMRIや関節造影検査が用いられることがあります。

TFCCの構造は小さく、場合によってはMRIで評価困難なケースがあります。

このような点に留意しつつTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の画像診断を行います。

CT

CTではTFCCの構造をとらえることは不可能なため、TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)を引き起こしうる橈骨遠位端骨折の診断に用いられることがあります。

ただしこれも多くは単純X線写真(レントゲン)で済むことが多いので、TFCC(三角線維軟骨複合体)の診断にCTが役立つケースはそこまで多くありません。

単純X線写真

CTの項目で述べたようにTFCC損傷を引き起こしうる橈骨遠位端骨折またはTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)に合併する尺骨茎状突起骨折の評価に役立ちます。

このほか手関節部における尺骨と橈骨の高さの違い(Ulnar variance)がTFCC(三角線維軟骨複合体)に負荷をかけることで損傷を引き起こすことがあります。

これらの評価を行う上で単純X線写真は簡便な検査です。

MRI

MRIはTFCC(三角線維軟骨複合体)の構造を捉えられる画像検査です。

MRIは複数のシークエンスからなる画像検査ですが、TFCC(三角線維軟骨複合体)は冒頭で触れたようにその構造が小さく、細かくデータを収集できるシークエンスを行わなければ損傷の評価は困難です。

 

よって画像検査を行う上で、TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)を評価する目的であることが極めて重要だと言えます。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)を評価するにあたって、細かくデータ収集されたプロトン密度強調像、T2*強調像で評価することが一般的です。

 

TFCC(三角線維軟骨複合体)の構造の破綻や異常信号、副所見として先に述べた尺骨茎状突起骨折の合併を参考に異常を指摘することでTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)を疑います。

 

しかしながらその評価は容易ではありません。

異常所見のように見えても実は正常所見のこともあり、診断では画像だけでなく症状と併せた評価が大切です。

 

治療方法と治療期間について

第一に選択される治療はサポーターやギプスによる固定および消炎鎮痛です。

これらでも症状が改善しない場合は手術療法が考慮されます。昨今では関節鏡を用いた侵襲度の低い手術も行われます。

 

認定される後遺障害等級の種類について

交通事故によるTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は後遺障害として等級認定可能です。

後遺障害の等級は以下の表の通りです。

等級

説明

第10級10号

一上肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの

第12級6号

一上肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの

第12級13号

局所に強固な神経症状を残すもの

第14級9号

局所に神経症状を残すもの

まとめと注意点

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は自転車事故による転倒でも起こりうる疾患です。

転倒というと脊椎損傷が大きな疾患として挙げられますが、こういった外傷に隠れてTFCC損傷が存在するケースもあります。

受傷直後は重大な障害によって症状が目立たないですが、後になって生活障害として表出します。

またTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は画像診断が不十分であった場合、後遺障害として認定されないことがあります。

時間がたってから画像検査を行っても変性による損傷として後遺障害として認定されにくいため、交通事故後の症状、手首の受傷がある場合にはすみやかに画像検査を行うことを推奨します。

 

画像評価サービスの詳細情報は下記URLから

 
監修医師
 

整形外科専門医 西本 圭佑

資格
・整形外科専門医

所属学会・研究会
・日本整形外科学会
・日本救急医学会
・日本人工関節学会
・日本重度四肢外傷研究会
・鶴舞骨折治療研究会(世話人)

2005年 
・島根大学医学部整形外科教室 実験助手
2008年 
・国立研究開発法人科学技術振興機構地域イノベーション創出総合支援事業 参加
2011年 
・島根大学医学部医学科 卒 岐阜社会保険病院(現 可児とうのう病院)

2013年 

・名古屋第二赤十字病院 整形外科

2015年 
・刈谷豊田総合病院 整形外科
2020年
・岡崎市民病院 整形外科 部長
2021年
・藤田医科大学 救急科総合内科

 

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