脳血管型認知症(のうけっかんがたがたにんちしょう)
診療科:脳神経内科
脳血管型認知症は、脳内の血管に異常が生じることで発症する認知症の一種である。脳の血流が途絶えることにより、脳細胞がダメージを受け、その結果、認知機能が低下する。このタイプの認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因であり、これらの障害が複数回繰り返されることで症状が進行することが多い。発症初期には、急激な認知機能の低下が見られることが特徴であり、時間の経過とともに症状が安定する場合もあるが、再発によって再び症状が悪化することがある。治療には、脳血管障害のリスク要因である高血圧や糖尿病などの管理が重要であり、早期の診断と適切な医療介入が求められる。