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肘関節の手術における神経損傷について

CASE

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肘関節の手術における神経損傷について

1 依頼内容

Content

手術時による起こった神経障害は、神経断裂か否か。

手術担当医師の説明と実際に行われたその後の治療から当初受けた説明が正しいかどうかが争点となった。

 

意見

opinion

手術の妥当性について

手術記録、担当医との会話記録を元に筋肉模型図および神経走行図を用いて様々な角度から検証を行い手術そのものに問題無しと判断した。

 

画像診断について

提示されたCT/MRI画像を整形外科専門医と放射線科専門医の両者で確認した。その上で、争点となっている神経に対し画像上で明らかな断裂を疑う所見は認めないと判断した。

 

術後治療の検討について

手術後に神経整復術を施行されており、その内容についての解説を行うと共に懸念点に対してはより細かく記載する事で、その手術がなぜ行われ、どのような目的がそれぞれの手技に対してあるのかを説明しつつ、妥当性について問題無しと判断した。



鑑定結果

Appraisal results

施行された手術は医学的に妥当であると判断した。

 

・コンサルト契約によるメリット

本案件は係争中での依頼であったため、スピードと内容の両立が求められた。さらに、本案件は依頼者のクライアントにとっては残念な知らせとなる。普段からの弁護士との密な連携により、担当弁護士がクライアントに説明する際に何を特に重要視するかを理解しながら回答書を作成することで、納得感がある形で弁護士が説明出来る様な形を取ることが可能であった。

日頃から些細な事でも相談する事ができる間柄になる事で信頼関係を結び、文書を介して弁護士と医療がよりスムーズに連携をとりスピーディーにクライアントの利益になるアクションを取ることが可能となる。

 

 

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